松下政経塾

●松下幸之助が、今のダメな日本外交の基礎を固めたとしたら？

民主党政権に変わってから２年が過ぎ、政府要職にも松下政経塾の出身者が幅を利かせるように なって来た。
それで、何か変わりそうか？
答えは、限りなく『ノー』に近いと言える。
なぜ変わらない？
理由は、松下政経塾が三流だからである。

国家の政治で、最も重要なのは、外交・安全保障である。
日本の過去行った戦争について考え、如何に無謀な戦争を行ったのかを冷静に反省し、 これからの国際社会における日本の役割や生きる道を考える時、外交・安全保障は 避けて通れない課題である。
その答えを出させずに卒業した門下生たちは、自分で考えるしかない。

この（敗戦を反省するための）憲法で、国際貢献が出来るのか。

核の傘に守られておいて、非核三原則に道理はあるのか。（核武装を推奨するつもりはない）

国際貢献（集団的安全保障）の前に、普通の国に戻らなくていいのか。

国益より日中友好の方が大切なのか。

在日米軍基地が何（どこの国）のためにあるのか、正しく理解しているか。

最適な答えは１つしかない。
それが判らない政治家が大多数を占めれば、足踏み（先送り）するのは当たり前。
歴史に正面から向き合わない政治家ばかりが増えたのは、松下幸之助の責任も大きいだろう。
正しい答えを共有した政治家だけで政権を作らない限り、この国の根本は何も変わらないし、 何も変えられない。

P.S.
この判断が、誤審である事を希望したいのであるが、状況は今なお厳しい。