1/20 うる星やつら ラム「銀盤の華」

●原画は「うる星やつら１９８４カレンダー」より。
●この作品は、取っ掛かりの時期は早かったのですが、完成までだいぶ間が空きまして、 途中１０年余りのブランクに突入する前の最後に完成した作品です。言うなれば、４年間の フィギュア技術の集大成的作品であり、それだけ思い入れの深い作品でもあります。
●表情は原画がかなりきつめの感じだったのに比べ、だいぶ穏やかと言うか可愛くなって ますが、一般的な原作のラムの表情に近い方向に修正されていると思います。
体形は６頭身、股下５０％、サイズは上から９０／６０／９２（太もも回りは５８）という 男の妄想から導き出された設計寸法を忠実に反映してますが、この太さで我ながらよく まとめたな・・・という感じです。最近のキャラクターの傾向が長足痩身が多いのに比べ、 原作自体がかなりボリューム感がある絵なので、このくらいでも十分許容範囲でしょう。
●完成後すぐに原作者の高橋留美子先生に無期限貸与してしまったため、手元に残ってい るのは完成直後に撮影した１２枚撮りのネガ１本と、衣装のフリル部分を成形するのに 使った木型だけです。
●写真撮影、特に接写に関しては、当時ライトこそブルーランプ（太陽光とほぼ同じ）を 使ってはいたものの、かなり未熟な腕前で、その割によく撮れている方だと思います。 が、何分枚数が少なかったため、多様なアングルからの撮影が出来なかったのが残念で はあります。上の写真のアングルは、原画のアングルよりも上側からのショットになって ますが、一番のお気に入りです。

●最後に高橋先生へ一言。
『今すぐ返せ！あっと言う間に返せ！立ち所に返せ！返せ！返せ！返せ！』(C)諸星あたる
（と言うか、状態が心配なんで、新作と交換して欲しいんですけど。）