1/10 アンディ・フグ「カカト落とし２０００」その３

真正面からだと表情の厳しさは今一歩です。他の角度では、だいたい安定しているようです。

横顔では表情がほとんど判りません。それはオリジナルの写真(ＶＴＲ)も同じですが。

頭髪のアップです。ヘアライン加工の前に、所々に深い溝を入れてあります。
ヘアライン加工では、試合中の頭髪の乱れを表現するのに、表面にはみ出してます。
塗装は最初に肌色に近いブラウンを吹いてから、溝のブラウンを残すように
ほぼ水平に黒を吹いて、部分的に地膚が見えている感じを再現してます。

左：トランクスは、赤い生地部分をエンボス加工してます。生地以外の部分はパッチワーク
になっているため、一段高くしてますが、エンボス加工のときにこの段差が邪魔になって、
かなり悪戦苦闘しました。生地の赤以外は全て筆塗りで、広告の細い線や文字は神経
使いました。環境があるなら、自作デカールにした方が楽だったと思います。
右：グローブの広告(白)は、地に白を塗ってから文字の部分をマスキングし、上から赤を
吹いてます。腕の血管モールドは、あまりオーバースケールにならないように気を
遣いましたが、血管周りの仕上げ作業は忍耐力との勝負でした。

トランクスの厚みが判るでしょう。右脚はトランクスに填まっているだけで、着脱できます。
右脚を外すと、トランクスを上半身に固定しているネジがあり、上半身も分離できます。