1/12 うる星やつら ラム「電気密林・５号機」

●原画はコミック２９巻５ページから。自作ガレキの完成品２作目です。
●バックに使わせて戴いている大上さん(プロイラストレーターの中川望さん)が彩色した絵の 奇麗さに触発されて、是非とも形にしてみたいな・・と思っていたのを、2002年の元旦から実家 で突貫工事で作り始めました。
●今回は、色々と思う所がありまして、始めてシリコンで型取りし、ウレタンキャストで複製 をしました。いわゆるガレキというやつですが、それまでガレキを買って作った事もないので、 かなり無茶苦茶な試みでしたが、１年少々かけて自作キットの完成品を５体製作する事が出来 ました。上の写真はその中の５号機です。
●ポーズは原画そのままですが、いざ写真にしてみると、太股の傾斜具合や頭の角度など、 微妙に違う所が目に付き、気になり始めています。まだ原型を組み上げていないので、そのうち 修正版を作るかも知れません。
●原型を作る上で、技術的に苦労した点は特にないですが、いつもは髪の毛を粗めのヘアライン 加工をしていたのを、複製を考慮してビキニと同じ細めのヘアラインにしました。
●塗装は今回も全てラッカーで、肌と虎縞ビキニの黄色と髪の毛のベースをエアーブラシ、 他は筆塗りで仕上げています。肌の標準色はシリーズ中で最も濃くなりました。赤みは肌色 標準色のNo.51より強いです。それでも赤の褪色は心配ですが。髪の毛の色や模様は原作コミック のイラストを参考に、虎縞ビキニも原作通りシンプルに塗りました。
●撮影はいつも通り銀塩カメラのポジとネガで、２ライト撮影をしています。 正面はカラーイラスト衝立がカバーしてくれたので、他の作品とはかなり印象の違う作品に 仕上がったと思います。 バックがカラフルになった分、データが少々重くなりましたが、十分過ぎるくらいの効果があり ますね。

※この作品は、完成後間もなく「うる星やつら」のイラストが得意な知人(笑)に寄贈しました。